近年、持続可能な食の対応として、世界中で植物性代替肉や培養肉、3Dフードプリンタなどといった「食のテクノロジー(フードテック)」が注目されています。今後、フードテックは私たちの食をどのように変えていくのか、また、食品の安全マネジメントはどのようになるのでしょうか。最新の事情を紹介しながら、食のテクノロジーの進化について考えるためのフレームについてお話します。
農林水産省では2021年5月、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現させるための新たな政策方針として「みどりの食料システム戦略」を策定し、CO2ゼロエミッションや農薬・肥料の削減等の14のKPIを立てています。戦略の実現には、技術革新とサプライチェーン全体の各関係者の行動変容が重要であり、関係者が一体となった取組を後押しする仕組みを検討しています。
2018年公布の改正食品衛生法において、HACCPに沿った衛生管理が制度化され、本年2021年6月1日から完全施行されました。これにより、原則全ての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられました。一方、小規模事業者に対しては、業界団体が策定し厚生労働省が確認した手引書に沿った対応を可能としています。HACCP制度化への取り組み、現状等について紹介します。
2021年上半期の農林水産物・食品の輸出額は5,773億円となり、初めて5,000億円を超え、過去最高の輸出額となりました。
成長する海外市場で稼げる構造に転換するため、官民一体となって実行するための課題や施策の方向性についてお話します。
国内市場が縮小する一方で、新興国を中心とした人口増加・所得水準の向上が見込まれており、農林水産物・食品の生産者・企業の皆様にとって輸出が今後の飛躍に向けた選択肢の1つになると考えます。本講演では、セミナーの開催や個別相談による支援、商談会の開催や海外見本市への出展支援、専門家によるハンズオン支援等のジェトロの事業をご紹介し、輸出に踏み出そうとする皆様のお役に立つ情報を提供します。
1968年以降、アメリカを皮切りにヨーロッパ、オセアニアへと八丁味噌の輸出を開始。欧米への展示会出展のみならず各国の店舗訪問も積極的に実施。創業以来の製法を守りながら、伝統の味を海外のネイティブマーケット開拓に向け活動しています。地道な輸出額の増加と安定した顧客拡大を目指すその取り組みと食品安全、JFS-B規格取得への取り組みについてお話しします。
HACCPへの取り組みからJFS規格(フードサービス)の適合証明を取得しました。食品製造の工場とは異なる厨房やレストランでHACCP管理の構築で苦労した点、JFS規格取得のメリットや今後の課題や展望についてお話しします。
米菓製造部は2020年5月に、米菓製造部以外の8部署(もち菓子、アイス、切餅、製麺等)は2021年7月に、米菓製造部の定期(継続)監査と共にJFS-B規格の適合証明を取得しました。
それぞれJFS-B規格の適合証明を取得するまでの経緯や苦労したこと並びに規格を取得した後に社内で感じられたこと等をお話しします。
モデレータ | : | 小谷 雅紀 (一般財団法人 食品安全マネジメント協会 事務局長) |
パネリスト | : | 徳地 利和 氏(鶴雅観光開発株式会社 しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座 支配人) 瀬尾 潔 氏(鶴雅リゾート株式会社 ISO推進室 室長) 浅井 信太郎 氏(株式会社 まるや八丁味噌 代表取締役) 泉原 誠 氏(株式会社もち吉 米菓製造部品質衛生課 課長代理) |
1973年、福島県生まれ。東北大学大学院農学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、北里大学助手・講師、カナダ・ゲルフ大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)などを経て、現在、宮城大学食産業学群教授。専門は、分子調理学。著書に『料理と科学のおいしい出会い 分子調理が食の常識を変える』(化学同人)、『「食べること」の進化史』(光文社)『「食」の未来で何が起きているのか〜 「フードテック」のすごい世界』 (青春新書インテリジェンス) などがある。
1998年農林水産省入省。入省後はジェトロ(日本貿易振興機構)パリ事務所、輸出促進グループ総括補佐、大臣官房政策課企画官、ミラノ万博日本館副館長などを歴任。2019年4月より大臣官房環境政策室長、本年7月の組織再編に伴い現職。
大阪府立大学大学院農学研究科(獣医公衆衛生学)修了後、厚生省入省。2009年さいたま市食品安全推進課長、2013年輸入食品安全対策室長、2016年横浜検疫所輸入食品・検疫検査センター長を経て、2019年より現職。食品衛生法・と畜場法・食鳥検査法の施行等の食品衛生行政を担当。
在仏日本国大使館一等書記官として現地の輸出業務や当地政府との交渉・調整を担当。その後、農林水産省に戻り、漁業法、投資円滑化法の改正に関わった後、省全体の国会運営を担う大臣官房文書課課長補佐(総括)を経て、2021年7月より現職。主に輸出戦略の企画・立案、輸出実績の分析・公表を担当。
東京大学法学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科及びジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院修了。1993年に農林水産省入省、在オーストラリア日本国大使館参事官、農林水産省大臣官房国際部国際地域課長、内閣官房TPP等政府対策本部内閣参事官、農林水産省生産局総務課長等を経て2021年より現職。
JFS-B規格適合証明を2021年5月に取得。
創業は南北朝時代の1337年。江戸時代初期から八丁味噌として流通。以来今日まで約400年間、旧東海道沿いの岡崎市八帖町(旧八帖村)で業を営んでいます。2008年、味噌蔵は経済産業省の近代化産業遺産に認定。2015年のミラノ万博日本館に出展。海外からの蔵見学も積極的に受入れる等、市場を国内外に向け顧客の信頼獲得に尽力しています。
「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座」は、北海道で旅館・リゾートホテルを展開する鶴雅グループが2019年に開業したグループの中でも最高峰の日本旅館です。施設内の料理屋「水白」と鉄板焼き「青翠」がJFS規格(フードサービス)適合証明を2021年4月に取得。
https://www.aonoza.com/1929年、もち吉は自然豊かな福岡県直方市の地に誕生し、創業以来「“うれしいおいしさ”をお届けする」という企業理念のもとに、こだわりの米・水と職人の技によって作られた、美味しいあられ・おせんべいを製造しています。「餅を愛し 餅一筋に生きる」をモットーに、こだわりの米菓や和菓子等を製造直売という販売スタイルで、全国の直売店や通信販売から直接お客様にお届けしています。
https://www.mochikichi.co.jp/
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