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「JFS-B Plus規格Ver.1.0」及び「JFS-B Plus監査及び適合証明プログラム規程 Ver.1.0」を公表しました

規格・ガイドライン等

一般財団法人 食品安全マネジメント協会は、2024年5月29日に「JFS-B Plus規格〔組織に対する要求事項〕Ver.1.0」及び「JFS-B Plus監査及び適合証明プログラム規程 Ver.1.0」を公表しました。

 

当協会では、GFSI承認を受けた規格である、食品製造事業者向けのJFS-C規格を運用しております。
また、JFS-C規格へのステップアップ準備や、食品製造事業者様のレベルに合わせた第三者証明取得を目指していただけるよう、Codex HACCPを完全履行するJFS-B規格、Codex HACCPの弾力的運用を取り入れたJFS-A規格がございます。

 

2023年11月、GFSIにより、食品安全におけるケイパビリティプログラム(能力向上)のためのプログラムであるグローバルマーケットプログラムの新ツールが公表されました。
当協会では、このプログラムへの整合を目指す食品事業者様向けに、この新グローバルマーケットプログラム 中級レベルとJFS-B規格Ver. 3.0との差分をすべて盛り込んだ新しい規格としてJFS-B Plus規格を開発いたしました。

 

尚、JFS-B Plus規格のガイドラインは策定中のため、少々お待ちください。

 

JFS-B Plus規格の特徴は以下の通りです。
・ JFS-B Plus規格は、新グローバルマーケットプログラム 中級レベルとJFS-B規格Ver. 3.0との差分をすべて盛り込んでいる。
・ 新グローバルマーケットには含まれないJFS-B規格Ver. 3.0の要求事項も含む。
・ JFS-C規格要求事項Version. 3.1とも整合性をとっている。JFS-C規格へのステップアップができる規格とするため、JFS-C規格要求事項Version. 3.1にもグローバルマーケットプログラム 中級レベルと比較し、明記されていなかった部分は要求事項として追記されている。したがって、JFS-C規格要求事項Version. 3.1よりも過剰な要求となっている点はない。
・ HACCPの要求事項及びGMP4.1, 4.2は、JFS-C規格要求事項Version. 3.1に整合させた。その他、用語の定義や文章表現等も見直し、整合させた。
・ GFSIが示すグローバルマーケットプログラムの名称及びロゴを標榜するものではない。

 

現行のJFS-A/B規格は維持し、以下のパターンはすべて可能です。したがって、JFS-B規格を取得し今後もJFS-B規格を維持する企業様への影響はございません。
・ JFS-B規格からJFS-C規格へのステップアップ(これまでと変更なし)
・ JFS-B規格からJFS-B Plusへのステップアップ
・ JFS-B Plus規格からJFS-C規格へのステップアップ
・ JFS-B規格を取得せずにJFS-B Plusから取得する
・ JFS-B Plus規格を維持し、JFS-C規格にはステップアップしない

 

JFS-A/B/B Plus/C規格の関係を表す階段図

階段図(500_445).png 

■食品製造事業者様向け文書
JFS-B Plus規格文書(食品・化学製品の製造セクター)〔組織に対する要求事項〕Ver. 1.0
(参考資料)JFS-B規格Ver. 3.0とJFS-B Plus規格のVer. 1.0 の比較

 

■監査会社向け文書
JFS-B Plus監査及び適合証明プログラム規程 Ver.1.0
※JFS監査及び適合証明プログラム文書Ver. 3.0に基づきますが、以下2点が追加となっております。
・5.2監査員の登録要件(1)初回登録・5.3判定員の登録要件(1)初回登録:JFS-B規格とJFS-B Plus規格の差分研修の修了の追加
・付属書1JFS-B Plus規格の監査工数の決定:JFS-B規格からの要求事項追加分の監査工数追加